公益活動団体レポート
「星の観察」~守谷稲門会~
守谷稲門会さんの天体観測に行ってきました。
学びの里で約35名(小学生13名)が参加。夜空にひときわ明るく輝いていた木星と土星を観察しました。
■木星
太陽系で最も大きく、ガリレオ衛星で有名な木星。
天体望遠鏡で実際にのぞいてみると、衛星らしき「点々」が見えました。ガリレオは毎日スケッチをつけて、この「点々」が木星をまわっていることを発見したそうです。
■土星
土星というと、なんとも神秘的な環を思い浮かべます。
実施に望遠鏡をのぞいてみると・・・
望遠鏡の性能的には、もっと倍率を上げて鮮明な環を観察することも可能なのですが、星の見える位置が常に移動するので、すぐに望遠鏡の視野から外れてしまうそうです。星を望遠鏡で狙うのは大変なのですねぇ。ちなみに、木星と地球との距離はおおむね15億km。光で84分、TXの快速電車で向かうと1400年かかります。
■感想
天体望遠鏡を使った天体観測に初めて参加しました。小学生も含め、参加者全員が笑顔(暗闇のため確認できませんでしたが・・)で楽しく望遠鏡をのぞいていました。たまには夜空の星々をゆっくり眺めるのもいいですね。
<取材日:2022年10月16日>
肢体不自由児・医療的ケア児の家族会 そら~ち
そら~ち企画の「インクルーシブお楽しみ会」を市民交流プラザ・ギャラリーで開催しました。
「インクルーシブ」とは、障がいがある人もない人もみんないっしょに(包括)という意味です。
そら~ちメンバーやインクルーシブ公園を紹介した展示物。
会場はとても賑やかでした。 かわいい車椅子♡
ボランティアにはおりがみクラブと高校生、一般市民のみなさんが協力してくれました。
これは何に使うものでしょうか? ①すべり台 ②流しそうめんのレーン ③ボッチャ
正解は「ボッチャ」‼ ボッチャは障がいがあってもなくても、みんなで楽しめるスポーツ。
大人気でした。
障がいがあるとかないとかだけでなく、肌の色が白いとか黄色いとか、田舎育ちと都会育ちとか、国語が得意と算数が得意とか・・よく見ると全く同じ人っていませんよね。いろいろな個性を持ち寄って、皆が一緒に生活するということは、実はなんともあたりまえのことなんです。
守谷市内だけでなく、市外からも多数の方々が参加されていました。こういったイベントを開催することでインクルーシブな活動が広まっているのですね。
<取材日8月7日:市民活動支援センター>
もりサポ塾
「もりサポ塾」の夏季講習にお邪魔しました。
8月2日(火曜)から6日(土曜)の5日間で、中学生10名が参加しました。7名の大学生ボランティアさんのほぼマンツーマンの暖かい指導により、充実した講習が行われていました。
■前半は数学の授業
円周率ってなんだっけ?π(ぱい)って何かの記号?
やさしい大学生が一人ずつ個別に教えてくれます。数学かぁ・・基礎から習っておけば良かったなぁ。
■後半は英語の授業
英単語を覚えるのってすごく大変だけど・・
英語が得意な先生がたくさんいるので、安心して学習に取り組むことができますね!
■夏期講習に参加して
受講生に聞いてみました
「授業が分かりやすい」と大好評。その一番の理由は「とても質問がしやすい」とのことでした。
大学生にも聞いてみました
「寄り添って教えることが大変楽しい」「受講生が喜ぶ姿がとてもうれしい」
どうやら受講生だけでなく、大学生にとっても有意義な講習会になっているようです。
<取材日8月4日から8月6日:守谷市民活動支援センター>
子ども食堂「もりんくる」
「もりんくる」の活動にお伺いしました。「もりんくる」は子ども食堂を提供するボランティア団体です。
今回は立沢公園近くのイタリアンレストラン「イルネッソピッツァナポレターナ」さんの厨房をお借りしました。
■今日はカレー。まずは仕込み。
朝9時に食材や材料を運び入れ、作業が始まります。
■地域の皆さんに支えられています。
売りには出せないジャガイモ、なす、すいかなどを農家さんにいただきました。
今回は4名のベテランシェフが腕を振るいます。
■完成!さあ召し上がれ!!
■「もりんくる」って?
もりや+インクルーシブ(inclusive:包み込む)から名付けられた「もりんくる」です。活動を開始してまだ数年とのことですが、少人数ながらチームワークの良い活動をされていると感じました。
代表の太田さんの話
「まだ始まったばかりですが、これから徐々に他の地域でもできるように拡大していきたいと思っています。すでに場所の提供をします、とお声がけしてくださる方も出てきています。」
<取材日8月7日:守谷市民活動支援センター>
おはなしどんどこどん
「おはなしどんどこどん」の活動にお邪魔しました。
今回は講師(和久田先生)を招いた研修活動として、ミュージックパネルシアター「ねこのお医者さん」と読み聞かせ「お弁当のお話」の練習を見学しました。
コロナ影響のため市内の保育所などで腕を振るう機会が減少していますが、そんなピンチをチャンスに代えて研修を積み重ねておられます。コロナが落ち着き次第に研修の成果を大いに発揮されることでしょう。
皆さんのコメント「保育所にお話を届けることで、逆に保育所から多くを学ばせてもらっています!」
研修風景 楽しく和やかな中にも真剣に取り組んでいる様子が伝わってきます。
「ねこのお医者さん」 表現力やリアクションが楽しく、実際に子供たちが目の前にいるようです。
「お弁当のおはなし」 ウサギさんとクマさんが仲良くピクニックへ。
ウサギさん役、クマさん役、そしてナレーター役の3名で表現たっぷりに語られるお話は、初見の原稿を即興で演じているとは思えないほどの高い完成度でした。
今回は特別に和久田先生が、紙芝居「おかあさんのはなし」披露してくれました。紙芝居の絵と舞台(木枠)はどんどこどん代表の松川さんの所有物だそうです。ちなみに絵は絵本作家の『いわさきちひろ』の初期の作品です。
子どもを死神から取り戻すということから、人生を考えさせる名作です。読み聞かせや紙芝居は子供たちだけでなく全ての年代の方々に感動を与えるものですね。
<取材日7月14日:市民活動支援センター>